ケイト叔母さん
鼻血なんてよくあることじゃない。彼らだってわかるわよ。
ジーナ
いいえ、あの人たちにはわからないわ。変わってるもの。
ジーナ
でも認めるでしょ、ケルブ夫妻は変わってるって。
ケイト叔母さん
彼女は科学者よ。科学者の精神を持っているわよ
ジーナ
この子もかわいそうに、あんなママの元で育つなんて。
ジーナ
みなし子といったら辛い目に合わされたり、お尻を叩かれたり。
ジーナ
それに何だか気味の悪いことをずっとつぶやいているの。
ケイト叔母さん
ケルブ夫妻を探して何が起こっているのか話すわ。
ジーナ
ここに座っているだけ…. 何も怖いことなんてないわ。
ジーナ
この子まだ二歳にもならないのに伝染病のことを言ってるの?
ジーナ
私読んだことがあるの。ネット上で情報がみつかるわ。
ジーナ
あなたたちがポーランドにいた時の伝染病について。
ケイト叔母さん
今そのことは心配しなくていいのよ。
ジーナ
感染するけれど…でも意識させてくれるんですって。
ジーナ
まるで世界について深く理解できたみたいに。
ケイト叔母さん
地下室で書き込みしてる頭のおかしな人たちのたわ言だわ。
ジーナ
中には話している内容についてちゃんと理解していそうな人もいるわ。
ケイト叔母さん
狂人は自分の話す内容を理解しているふりをするものよ。
ケイト叔母さん
今は私が行くまでそこでじっとしていて。
ケイト叔母さん
そんなこと議論している時ではないの。
ケイト叔母さん
とにかく今は子供から離れていなさい。
ジーナ
言うことを聞いてほしいのなら、何が起こっているのか教えてくれないと。
ケイト叔母さん
でももしかするとあそこで起きたことと関係しているかも。
ケイト叔母さん
はっきり分類することはできなかったけれど…
ケイト叔母さん
危険でとても感染しやすいものだった。
ケイト叔母さん
まずやるべきことは、あなたをきちんと隔離することよ。
ケイト叔母さん
探すわ。その間、病気を封じ込めておかないと。
ケイト叔母さん
ケルブ夫人の体内に潜伏していたのね。
ケイト叔母さん
Dzumaについてはわかっていないことが多いの。
ケイト叔母さん
ただわかっているのは、もし症状が現れていなければ…
ケイト叔母さん
アナが鼻血を出したり、肌が冷たかったのはこれが初めて?
ジーナ
ええ、間違いないわ。今夜はいつもと全然違ってた。
ケイト叔母さん
それなら状況をコントロールできると期待しましょう。
ケイト叔母さん
大丈夫よ。その病気の専門家を集めるわ。
ジーナ
ポーランドに行ったことはないわ。両親もポーランド人ではないし。
ジーナ
病気のせいで言葉を覚えるなんてことあるかしら。
ケイト叔母さん
もうじきそっちに着くわ。あと10分くらい。
ケイト叔母さん
大事なのは、アナに近づかないことよ。
ケイト叔母さん
きっと疾病管理の人たちよ。じっとしていてね。
ジーナ
オーケー、落ち着いてきたわ。喉に何かつっかえていたのよ。
ケイト叔母さん
ジーナ、彼女の病気が深刻なものだとわかってる?
ジーナ
もしうつるっていうなら、もうとっくにうつってるんじゃないI?
ケイト叔母さん
接触すればするほど、うつる可能性が高くなる。
ケイト叔母さん
それでも隔離する方法をみつける手助けはできる。
ケイト叔母さん
数時間もすればアトランタから専門家が到着するわ。
ケイト叔母さん
世界でもトップクラスの人たちよ。きっと大丈夫。
ケイト叔母さん
ややこしい話なの。そっちに着いたら説明するわ。
ケイト叔母さん
そこから出て! そしてドアを閉めるのよ!!
ジーナ
でも “Klamsa” ってどういう意味なの。
ジーナ
Klamsaの意味を調べるのもたやすいことよ。
ケイト叔母さん
その子は病気よ。何を言っても気にしないで。
ジーナ
ありのままの真実は話してくれないじゃない。
ケイト叔母さん
ジーナ、あなたは私にとってかけがいのない存在よ。
ケイト叔母さん
決してあなたを傷つけるようなことはしない。
ジーナ
ママとパパが死んだって話してくれるまで一週間かかった。
ケイト叔母さん
それまでその子に近づかないと約束して。
